縁結びの神社に行って、復縁を願いたい。
そう考えている方に、参拝の考え方と、持ち帰った気持ちをどう保つかという話を書きます。
復縁を願って縁結びの神社に行っていいのか
まず、よくいただく迷いから。
縁結びは、新しい出会いだけを指す言葉ではありません。
もともとは人と人との縁全般を結ぶという意味で、恋愛に限りません。仕事の縁、友人の縁、家族の縁。そのなかには当然、一度切れかけた縁を結び直すことも含まれます。
「復縁は縁結びとは違うのでは」と遠慮される方がいらっしゃいますが、そう考える必要はありません。
縁結びで知られる神社
古くから縁結びで知られてきた神社には、次のようなところがあります。
- 出雲大社(島根県)——旧暦十月に全国の神々が集まり、縁について話し合うとされる。神無月に対してこの地では神在月と呼ばれます
- 東京大神宮(東京都)——日本で最初に神前結婚式を行った神社として知られます
- 川越氷川神社(埼玉県)——夫婦の神と、その御子神を祀ります
- 地主神社(京都府)——恋占いの石で知られます
- 貴船神社(京都府)——古くから縁結びの社として和歌にも詠まれてきました
このほか、各地に土地に根ざした縁結びの社があります。遠方の有名な神社より、近くて何度も行ける社のほうがよいという考え方もあります。
参拝で意識したいこと
作法そのものは、一般的な参拝と変わりません。鳥居で一礼し、手水で清め、二拝二拍手一拝。
そのうえで、復縁を願う場合に意識しておくとよいことを挙げます。
願いを、具体的な言葉にしておく
参拝の直前に慌てて考えると、たいてい「復縁できますように」で終わります。
そのこと自体は悪くありませんが、言葉が漠然としていると、自分でも何を望んでいるのか分からないままになります。
行く前に一度、書き出してみてください。
- 今いちばんに望んでいるのは何か(連絡がほしい/会いたい/戻りたい/続けたい)
- 自分に何ができるか
- 何をやめるべきか
三つ目が、実はいちばん効きます。
相手の不幸を願わない
これは古くから言われることです。「あの人が新しい相手と別れますように」といった願い方は、縁を結ぶ願いではなく切る願いになります。
願うのは、自分と相手の縁が結び直されることまでにしておく。
感謝を先に伝える
願いだけを述べるのではなく、これまでのことへの感謝を先に、という作法が広く伝えられています。
実用的な効果もあります。感謝を言葉にすると、失ったものだけでなく、あったものにも意識が向きます。 参拝のあとの気持ちが、少し落ち着きます。
神社の写真を待ち受けにする場合
参拝の記憶を保つために、写真を待ち受けにする方は多いようです。
自分で撮った写真がいちばん良い
自分が実際にその場に立って撮った写真には、拾った画像にはない結びつきがあります。
写り方が多少悪くても構いません。目にするたび、その日の空気や、そこで願ったことを思い出せます。これは待ち受けとしてきわめて強い性質です。
撮影してよい場所を確認する
ただし、境内には撮影が禁止されている場所があります。
本殿の内部、御神体の方向、社務所の一部など。掲示や案内に従ってください。分からない場合は撮らないほうが無難です。
また、参拝者が写り込まないよう配慮すること、参道の真ん中で立ち止まらないことなど、周囲への配慮も忘れないようにしたいところです。
検索で出てきた写真は避ける
「縁結び神社 待ち受け」で画像検索をすると、大量の写真が出てきます。
これらには撮影者の権利があります。個人が自分の端末で待ち受けにするだけなら実際に問題になることは少ないものの、出どころが分からないものは避けたほうが無難です。SNSに投稿したり配布したりすると、話が変わります。
神社に通じるモチーフ
参拝に行けない方、あるいは参拝の気持ちを日常で保ちたい方のために、神社と縁の深いモチーフを挙げておきます。
赤い糸 — 月下老人と縁結び
縁結びの伝承として、もっとも広く知られているものです。
小指と小指を結ぶ赤い糸の物語は、中国の月下老人に由来します。月下老人は、生まれてくる人同士の縁を糸で結ぶ神とされてきました。
その糸は、どれだけ引き伸ばされても、絡まっても、決して切れないと語られています。別れは糸が切れたことではなく、ほどけて緩んだ状態にすぎない。そう捉え直すことで、結び直すという発想が生まれます。
縁結びの神社で赤い紐や糸を授かる習わしがあるのも、この系譜です。
大樹と光 — 御神木
多くの神社に、御神木があります。
樹木が信仰の対象とされてきたのは、その寿命の長さだけが理由ではありません。樹木は、地上に見えている高さとほぼ同じだけの根を地下に張っているといわれます。目に見えるものの下に、同じ量の見えない部分がある。
この構造が、人の縁にも重ねられてきました。
大樹は季節ごとに葉を落とし、また芽吹きます。落葉は枯死ではなく、次の季節への準備です。
桜と藤 — 社に咲く花
藤は古くから縁結びの花とされ、房が垂れ下がる姿が「絆が長く続くこと」に重ねられてきました。藤棚のある神社が多いのは偶然ではありません。藤の花言葉には「決して離れない」があります。
桜は散ることで知られる花ですが、同時に必ず翌年また咲く花でもあります。参道の桜を毎年見上げてきた方には、この約束の感覚が馴染むはずです。
四つ葉のクローバー — 探し続ける姿勢
神社の願いとは少し系統が違いますが、姿勢において通じるものがあります。
四つ葉のクローバーは、およそ一万本に一本の割合でしか生まれないといわれます。このモチーフの本質は「幸運が降ってくること」ではなく、探し続けた人にだけ見つかることにあります。
しゃがんで、時間をかけて探す。その姿勢そのものが四つ葉を呼ぶとされてきました。折々に足を運ぶ参拝の姿勢と、よく似ています。
参拝したあとが、本番です
最後に、いちばん大切なことを書きます。
参拝は区切りをつける行為です。日々を保つのは、また別の仕組みが要ります。
参拝した日は気持ちが整います。けれど一週間もすると、日常の不安が戻ってきます。そして「あれだけ願ったのに何も起きない」という思いが、行動として出やすくなります。返事が来ないのにもう一通送る、SNSを何度も確認する。
もっとも避けたい方向です。
参拝で立てた願いを、日々のなかで保つ手段が要ります。待ち受けが果たせるのは、そこです。スマートフォンの画面は一日に何十回も目に入ります。参拝の日に決めた願いを、そこに置いておく。
区切りは神社で、保つのは手元で。 この分担をおすすめします。
あなたの願いに合う一枚を
このサイトでは12の質問に答えていただくことで、別れた経緯・経過した時間・今の連絡状況・一番に望んでいることを踏まえ、16のモチーフからあなたに合う一枚をお選びしています。
生成される画像はあなたのためだけに作られ、他の誰とも重複しません。参拝の写真とあわせて、ロック画面とホーム画面で使い分けるという方もいらっしゃいます。
なお、待ち受け画像は気持ちを整えるためのものであり、復縁の成就を保証するものではありません。